京都へ精進料理食べに行ってきたよ。

先週、職場のおばちゃんスタッフと4人で京都は宇治の萬福寺の普茶料理+ちょい観光に行って来ました。

萬福寺は隠元(いんげん)禅師が建立したお寺で、そのとおり、インゲン豆を日本に伝えたと言う方だそうです。
他にも、レンコンとかスイカとか孟宗竹なんかも隠元禅師が伝えたとか。

普茶料理は「普く(あまねく)衆に茶を供する」という言葉から出来たそう。黄檗宗は禅宗の系統で、
「五観の偈(ごかんのげ)」という戒律が有ります。

一 計功多少 量彼来処 : 功の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。
  (食べ物が供されるまでの人々の苦労、および施主の恩に感謝して頂く事)
二 忖己德行 全缺應供 : 己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)って供(く)に応ず。
  (自己の行いを見つめて食べ物を頂くのに値するか推し量る事)
三 防心離過 貪等為宗 : 心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
  (多く貪らないように慎む事)
四 正事良薬 為療形枯 : 正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。
  (健全なる心身を維持する為に必要な薬として頂く事)
五 為成道業 因受此食 : 成道(じょうどう)の為の故に今この食(じき)を受く。
  (道を修める為にこの食を頂く事)

と言う当たり前ですが、奥の深い言葉を噛締めて、お寺でゆっくりとお食事を頂くわけです。



・・・・・・・・のはずなんですが!!
前夜の夜勤務を終え、帰宅して寝た時間は3時間ほど。朝早く新幹線に乗って京都へ行き、朝飯も抜いて来たおばさん連中・・・。しかし、午前中に食べようと計画していた甘味のお店は尽く臨時休業(爆)やむなく早めにお寺へ向かい、予約時間より30分早くついた我々を快く受け入れて下さったお寺の方々への感謝はしましたが・・・。しましたが!空腹は絶賛ピーク中!!
そんな飢えた我々の前に並んだ料理は写真も撮るまもなく胃袋に収まってしまいました(マイガッ!)

一皿目の大皿は見る間も無く胃袋に治まり、ちょっと人心地ついたところで、はたと我は気づく。
私「・・・写真とって無いわ・・・」
A「あ」
B「あ」
C「あ。お腹空き過ぎて忘れてたわ(笑)」

A「あ、何これ箸袋に何か書いてあるね。五観の偈?」
私「・・・(隠元禅師すんませんマジすんません(><)全然守ってないね(苦笑)」
B「がっつきまくっちゃったねw」
C「家で読み返すのに箸袋貰ってこう・・・w」
まさに、足りて礼節を知るだよね・・・。

とりあえず、二皿目からはちょこっと写真撮れたので、UPします(汗)
IMG_1887.jpg
えっと、左下の小皿に乗ってるのが、一皿目の生き残りです(笑)湯葉とか、胡麻豆腐とか、そのほか野菜の煮物的な料理でした。一見、お肉に見えても実は全て野菜でした。一人ベジタリアンが居るのですが、恐る恐る食べて、ほんとに野菜だ!と感動してました。
写真に取れて無くて残念です(自業自得)
二皿めは味付天麩羅でした。
IMG_1888.jpg
特筆すべきは右側の赤いもの。これは紅生姜の天麩羅でした。初めて食べたわ!!食べてみたら紅しょうがでした(笑)でも、衣と相まって少しまろやかになりますし、なんと言っても、天麩羅の口直しに丁度良いのです。これは絶妙なチョイスだと感心しました。そうそう、はじかみを齧るあんな感じ?
あとは中央にある丸いもの。緑と茶色いのが有りますが、この茶色いのが梅干でした!
梅干の天麩羅なんて初めて食べたわ!(笑)ちなみにこの梅干は予想に反して酸っぱく無い梅干だったです。これはこれでいけるかも!!個人的に!
左の紅白は、餡子でした。うん、饅頭揚げた感じかな。甘くて美味しいです。生姜と交互に食べてみたりしました(笑)
最後の料理は雲片(うんぺん)という野菜の葛かけ。IMG_1889.jpg
中華餡かけ的な。。。ご飯にかけたらまんま中華飯の雰囲気です。
紹介した料理の他に、ご飯と油揚げを唐揚げっぽいクルトンみたいにした澄まし汁、ご飯、果物がデザートに出ます。あと、落雁も頂けます(^^)

味付は全体的に薄味。精進料理ですし、京都と言う土地柄薄味に感じる味噌味愛知県民。でも、だしはしっかり取ってある感じで薄いというか、上品、と言った方がいいかもです。
美味い美味い感動といいつつ、あっという間に三皿目を平らげようとして居た其の時。ふと気がついた。
隣のテーブルの人たちは、漸く二皿目の中盤に刺しかかって居たところだった。

・・・・隣のテーブルの人たちは、私達がきたときには、一皿目を既に食べ始めていた。
・・・・今、我々は三皿目を食べ終えようとしている。
・・・・それなのに今、隣のテーブルの人たちは、二皿目なのだ。

どこで、追い抜いたんだろうね(爆笑)

そんなこんなで、美味しい食事を頂きました。食べ終わった後は勿論、感謝の気持も自然にわいてきます。
本当にありがたいことです。お腹が満たされるって本当にありがたいことだよね。

食事の後はお寺の中を散策。もみじが綺麗で、中国風のお寺の雰囲気と相まって異国情緒溢れる景色の中を気持ちよく散策いたしました。幸せ南無ー。

と言うところで、萬福寺の普茶料理、2年越しで食べに行くと言う夢がかなったので、嬉しかったです!
何しろお料理のお値段がこれまたちょい張るお値段なので、友達誘いづらくてね・・・。
何気なくそんな事を話したら、職場のおば様たちは面白い経験できて美味しそうだし、京都も行きたいし、りゅうらさんがツアーガイドしてくれるならOK!と二つ返事だったので、何時行くの!今でしょう!おばちゃん達の気が変わる前にと予約を速攻でしちゃったと言う(笑)
とりあえずハプニングは色々有りましたが、楽しい旅行になったと思います(^^)

翌日は死んだように寝てた上に、なりかけていた外耳炎が疲れで悪化したけど(オイ)

ちなみに、私達の食べたコースは5000円(5,250円税込)コース。他に7000円(7,350円税込)のコースも有ります。
また、一人からでもOKの3000円(3,150円税込)の普茶弁当も有ります。(一人で行く事になっていたら、これにするつもりでした(^^;))
予約制で、コースは二名から受付。
詳しくは↓の萬福寺HPからどうぞ~。日本のお寺の精進料理とはちょっと違う雰囲気で頂けるのが面白いです。
萬福寺HP
くれぐれも、私達みたいに空腹MAXでがっつかないで下さい(笑)

なお、実は普茶料理はこの萬福寺だけでなく、山門近くのお店でも頂けます。HP→白雲庵 こちらはお寺では無いので、普通にお店として営業している模様。(なお、もともとは萬福寺の塔頭(たっちゅう=高僧の弟子が其のお墓の近くに庵を建ててお墓を守っていた。後に寺としで独立したりすることも有った)だったとの事。
こちらへ行った方のブログを拝見すると、お寺さんよりは一般向けに味が濃いかも?との事らしいです。
まあ、百聞は一見に如かず。実際行ってみるも良しかと思います。私個人としては、機会が有れば食してみたいと思います。(おひとりさまからOKだそうなので(笑))

人生辛い事もあるけど、こういう良い事もあるからね・・・感謝ですね。
と、締めてみる(笑)

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